SLE(全身性エリテマトーデス)ニュース(3)


全身性エリテマトーデスの新薬が米で優先審査対象に

英グラクソ・スミスクライン(GSK)は19日、米ヒューマン・ゲノム・サイエンシズ (HGS)と共同開発する全身性エリテマトーデス(SLE)治療薬ベリムマブが、米食品医薬品局(FDA)の優先審査対象になったと発表しました。年内にも審査結果が明らかになる見通しのようです。

ベリムマブは抗BLySモノクローナル抗体で、全身性エリテマトーデス(SLE)の原因とされるB細胞活性化因子「BLyS」の過剰発現を抑制する作用があるという。両社は今年6月に欧米で承認申請、処方箋薬ユーザー・フィー法(PDUFA)により米国での審査期限が12月9日に設定されました。

同剤は承認されれば、米国で約半世紀ぶりのSLE治療の新薬となるようです。B細胞活性化因子を抑制するのですから、感染症などの副作用は必発ですね。画一的に大量生産される医薬品が全身性エリテマトーデス(SLE)個々の人々に丁度よい程度にB細胞活性化因子を抑制することは期待できません。

効果および有害事象(副作用)の報告を待ってみましょう。


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