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SLE(全身性エリテマトーデス)ニュース(22)


全身性エリテマトーデス(SLE)の臓器障害の予測因子

ジョンス・ホプキンズ大学で1987年から登録されている全身性エリテマトーデス(SLE)の2054名を対象に腎臓や心臓などの臓器に永久的に障害が残った例に関して、どのような要因があるかが調べられました(Arth Rheum. 2012;12:4021-4028)。

その結果、年齢とステロイドの継続使用が最も関係深いという結果になりました。人口統計学データでは、アフリカ系アメリカ人、診断時により高齢であること、そして低収入であるという特徴でした。

この論文では、ループス抗凝固に対する予防治療およびステロイドに頼らない、全身性エリテマトーデス(SLE)のコントロールが臓器損傷を防ぐと結んでいます。

以前の研究結果では、全身性エリテマトーデス(SLE)に対するステロイドの使用は、骨粗しょう症、白内障、心臓血管障害、脳卒中と関係していることが報告されています。

全身性エリテマトーデス(SLE)の10年生存率が90%となっている現在では、ステロイドのような強い免疫抑制剤を使用せずに臓器障害をいかに最小限にするかが課題となっているのです。


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