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SLE(全身性エリテマトーデス)ニュース(21)


全身性エリテマトーデス(SLE)を発症する長期リスクはリウマトイド因子高値者ほど高い

自己免疫疾患の代表である関節リウマチ(RA)を発症するリスクは、リウマトイド因子(RF)低値者と比べ高値者が長期の間に最大26倍であることを示すデータが,論文報告されました(BMJ 2012; 345: e5244.)。

Copenhagen City Heart Studyの参加者で登録時に関節リウマチ(RA)がなかった20〜100歳の9,712例(男性4,676例,女性5,036例)を1981〜2010年で追跡。登録時の血中IgMリウマトイド因子(RF)値により25IU/mL未満,25〜50 IU/mL,50.1〜100IU/mL,100IU/mL超の4群に分類し,長期的なリウマトイド因子(RF)発症との関係を検討しています。

その結果、18万7,659人年の追跡で183例が関節リウマチ(RA)を発症しましたが、血中リウマトイド因子(RF)値に年代による差は見られなかったといいます。血中リウマトイド因子(RF)値の倍化は関節リウマチ(RA)発症リスクの3.3倍上昇と関係し,シェーグレン症候群や全身性エリテマトーデス(SLE)など他の自己免疫疾患でも同様の傾向が見られたといいます。

リウマトイド因子(RF)値の上昇に伴って関節リウマチ(RA)の累積発症率が高くなり,25IU/mL未満(参照群)と比較した多変量補正後のハザード比は25〜50IU/mLが3.6,50.1〜100IU/mLが6.0,100IU/mL超では26と極めて高かった。10年間の関節リウマチ(RA)発症リスクはリウマトイド因子(RF)値100IU/mL超の50〜69歳の喫煙女性が最も高く,絶対リスクは32%でした。


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