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SLE(全身性エリテマトーデス)ニュース(14)


SLE患者の心臓弁疾患に抗リン脂質抗体の存在が強く関与

全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんの心臓弁疾患発症に抗リン脂質抗体の存在が強く関与していることが論文発表されました(Circulation 2011; 124: 215-224.)。

全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんには心臓弁疾患の合併率が高いことが知られています。今回の研究では、全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんのリブマン・サックス心内膜炎を含む心臓弁疾患のリスクと抗リン脂質抗体との関係をメタ解析により検討しました。

対象とした研究は23件(横断研究15件,コホート研究7件,症例対照研究1件)で,心臓弁疾患を有する508例を含む1,656例の全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんが含まれました。

解析の結果,抗リン脂質抗体陰性全身性エリテマトーデス(SLE)患者さん988例と比較した陽性患者668例の心臓弁疾患のオッズ比(OR)は3.13,リブマン・サックス心内膜炎のORは3.51といずれも有意に高い結果でした。抗リン脂質抗体のサブタイプによる心臓弁疾患のORはループス抗凝固因子が5.88と最も高く,次いでIgG抗カルジオリピン抗体の5.63でした。

論文の結論では、抗リン脂質抗体陽性全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんには心エコー検査を行うべきであるとしています。


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