<インフルエンザ医学最新ニュース37>

米国内で豚インフル感染者急増、1週間で9倍に

米疾病対策センター(CDC)は9日、米国内で新型の豚インフルエンザウイルス「H3N2変異型」に感染する人が急増していると発表しました。

9割以上が子供で、大半は地域の農業フェアなどで豚と接触していたといいます。感染の中心はインディアナ州(113人)とオハイオ州(30人)。145人中2人が入院しましたが、いずれも既に退院し、死者は出ていないと報告されています。

7月以降に確認された感染者数は、8月9日現在で145人。3日には16人だったのが、約1週間で9倍に増えています。

いずれも軽症なので、まったく問題はないでしょう。ウイルスは変異する速度が速いですが、私たちも抗体を作る機能があるため、腸管免疫がしっかりしている限りは重症化することはありません。

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