<インフルエンザ医学最新ニュース13>
厚生労働省は11月8日、インフルエンザワクチンの副作用が疑われる今季初の死亡例の報告があったと発表しました。
今季のワクチンは新型と季節性のA香港型、B型の3種混合で、すでに約2500万人分を出荷。これまでの副作用報告は162人で、このうち重い副作用は今回を含め20人出ています。
昨季の新型ワクチンは約2100万人に接種され、133人が死亡。医師が「接種と因果関係がある」と報告したのは3人だが、いずれも後に否定されています。
ワクチン接種後、軽い発熱や感冒症状の出た高齢者を数人見ましたが、重症例はまだ経験していません。ワクチンの怖さはあくまでもその長期的影響です。
ちなみにお亡くなりにった方は、心臓病や気管支ぜんそくを治療中で、アレルギー性のショックを起こして死亡したようです。