自己免疫疾患の原因
自己免疫疾患を含め慢性病の原因は、遺伝的要因が環境によって引き金を引かれるという共通した特徴を持ちます。
同じ自己免疫病でも症状の進行や予後が大きく異なるのは、わずかな遺伝子や遺伝子機能(エピジェネチックス)の差(環境によって変化する)が個々人特有で、同じものは一つもないからです。
原因の一部となる遺伝子を変える遺伝子治療が期待されています。しかし、単一の遺伝子だけが原因となっている自己免疫疾患(線形病)は極めて稀であり、遺伝子でさえも多数のものが関与しあって自己免疫異常を作り出している以上、臓器移植のように簡単に遺伝子を入れ替えたら治癒するものではありません。
さらに遺伝子外の環境要因となると膨大な数に及びます。
その中でも特に重要な環境要因としては、
- 喫煙
- 感染
- 動物性たんぱく質の過剰摂取
- 汚染物質の摂取
など私たちの生活習慣に関ることが挙げられます。
したがって、自己免疫疾患において私たちができることは、この生活習慣を改善していくことに他なりません。
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