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医薬品の服用について

自己免疫疾患の治療で使用されるステロイドや新薬も含めた免疫抑制剤は、主作用自体が副作用になる諸刃の剣です。すでに内服されている方は、本当に継続して服用しても大丈夫なのか不安になるのは当然です。あるいは、副作用の強い医薬品は服用したくないので、自己判断で中止される方もおられます。

(自己判断で中止するとリバウンド現象が起こることがあります。リバウンド現象とは、服薬を急に中止することで、自己免疫疾患の症状が一時的に悪化することです。ですから、これらの医薬品を中止する場合は、専門家の指示に従ってください。)

ステロイドや従来の免疫抑制剤では、症状を抑えることができても、組織の破壊を食い止めることができません。そこで新しく登場したのが生物学的製剤と呼ばれるものです。

生物学的製剤とは自己免疫疾患の慢性炎症の火種となる「炎症性サイトカイン」という局所ホルモンを抑えるものです。欧米の医学界で、今盛んに使用されてその結果が報告されています。そのほとんどは、従来の医薬品による治療よりも、有効率が高いというものです。

その生物学的製剤を使用した治療も問題点があります。

  1. 長期的な結果のデータが十分出揃っていないこと
  2. あくまでも対処療法であり、根本治療でないこと
  3. 副作用も従来の医薬品より強いこと
  4. 有効でない症例も多く存在すること

などがあります。

しかし、感染などを契機に自己免疫疾患の症状が急激に悪化することがあります。そのような緊急時にはステロイドを含めた免疫抑制剤は威力を発揮いたします。問題は、長期服用による弊害をどう考えるかということです。

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