Q1.現在職場でインフルエンザが流行しています。マスクをして、必ず手洗いをしてアルコール消毒をしています。アルコール消毒をしすぎて手が荒れているのですが、インフルエンザ予防には効果があるのでしょうか?
A.職場では不自然に多くの人間がひしめき合って生活していますので、インフルエンザを含め様々な感染の危険性はあります。その場合でも、水道水での簡単な手洗いやうがいで十分です。なぜなら、水道水は強力な殺菌剤であり、発癌剤でもある塩素が高濃度(世界中で日本だけです)入っているからです。
消毒薬は製薬会社のドル箱になっているだけで、医学的には無用の長物です。とくにウイルスなどはアルコール消毒では死滅しませんので、使用に値しません。また、細菌に対してもすぐ耐性菌を作ってしまいますので、有害です(耐性菌がはびこると治療困難です)。もちろんウイルスはさらに耐性ウイルスができやすくなります。
またプラセボ効果という面からみても内服や注射の医薬品と比べてもそれほどないのではないでしょうか?
現在は傷の処置も水道水で流して洗うことが基本で、特殊な場合を除いては消毒薬は使いません。客観的なデータも出ています。職場では水道水での手洗い、うがいで十分です。以上ご参考にされてください。