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自律神経失調症とは2

どのような治療を選択すればよいのか?

自律神経失調症は典型的な慢性炎症疾患であり、単一の原因で起こるものではなく、衣食住の環境因子が複合に絡み合っておこる慢性病です。遺伝子のオン/オフもすべては環境因子が細胞膜に信号を送ることで情報がリレーされて起こります。

自律神経失調症は、インフルエンザウイルス感染症や結核のように、病原体→感染症という簡単な図式(線形病)ではなく、環境複合因子→慢性炎症という複雑系(非線形病)の形をとります。

したがって、医薬品の投与では自律神経失調症の原因である複合作用をひも解くことはできないのです。

逆に医薬品の組み合わせで、当研究所が自律神経失調症の自然治癒で最も重要視する「自己治癒力」が削がれることになります。

また、自律神経失調症は、精神的ストレスの影響が強い病気です。精神的ストレスや幼少時のトラウマ(本人が意識していない場合がある)が脳・免疫系に与える作用は甚大です。このことは、私が研究している「精神神経免疫学」という学問で解明が進んでいます。

当研究所の自然治療方針は、自律神経失調症という複雑系の病気に対して、心理サポートを含めた自己治癒力を向上させる多数のアプローチを行います。

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