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自己免疫疾患のQ&A

自己免疫疾患でお悩みの多くの方から当研究所に寄せられたご相談内容の一部を掲載いたします(個人情報は抹消しております)。ご自分の今後の治療にご活用頂けたら幸いです。

Q7.26歳の女性です。3か月前より左の腕と足の脱力があり、ふらつきます。軽い右の顔のしびれも残っています。最近になって、右眼の奥の痛みのせいか、視力が低下しています。左の脱力は少しましにはなっていますが、顔のしびれは悪化しているように思います。病院が嫌いなので、なるべく受診したくありません。インターネットで調べると神経の自己免疫疾患ではないかと思っています。このまま何もしなくても自然に治るでしょうか?

A.神経症状が時間的、空間的に多発しておられるご状況から、ご指摘のように中枢神経の自己免疫疾患である「多発性硬化症」の可能性が高いと考えます。

特に片目の痛みと視力障害は、「球後視神経炎」と言います。これは「多発性硬化症」の特徴的な症状でございます。

ご治療を受ける、受けないは別としても、医療機関で脳のMRI検査はお受けになられてください。神経線維が通っている脳の白質という部分に病変が認められることが確定診断に至ります。

また急激に他の神経症状が出たり、現在の神経症状が悪化する場合がございますので、その場合はステロイドのパルス療法が有効でございます。

長期的には当研究所の生活習慣改善法を併用して自然治癒させることは可能です。

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