皮膚筋炎/多発性筋炎
皮膚筋炎
多発性筋炎にSLE様の蝶形紅斑、ヘリオトープ疹（両側のまぶたの紫色の皮疹、むくみも伴い、日光で悪化）、手指関節背面の落屑性紅斑（Gottron徴候）などの皮膚症状を伴う。悪性腫瘍を合併することがあるので、内臓の検査が必要。血管周囲を中心に筋周膜付近優位にB細胞、CD4+T細胞の浸潤が認められる。
多発性筋炎
筋力低下が基本症状。四肢近位群、頚部屈筋群、咽頭・喉頭筋肉群の筋力低下が著明である。立ち上がり・階段の昇り降り、飲み込み、髪を櫛でとかすなどの日常動作に支障が出ます。
その他、発熱、全身倦怠感といった慢性炎症症状に加え、関節痛、レイノー現象なども発症します。CD8+T細胞が筋内膜付近優位に浸潤し、細胞障害性タンパク質（パーフォリン、グランザイム）を介して筋細胞が壊死を起こす。検査：抗核抗体陽性、anti-Jo-1(+)
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