1. HOME
  2. 自己免疫疾患の各論
  3. (8)リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症

全身倦怠感や筋肉痛などが短期間で悪化する傾向があります。そのため、うつなどの精神症状や五十肩と間違われることがあります。

リウマチ性多発筋痛症の疫学

  • 60歳以降の発症が多い。
  • 男女比は1:2と女性に多い。

リウマチ性多発筋痛症の症状

全身症状
発熱、倦怠感
筋肉症状
肩甲部、頚部、上腕、腰に運動時痛と把持痛が特徴。
午前中は筋肉の痛みとこわばりが強い。
関節症状
膝、手関節の関節炎(25%程度)。関節リウマチに移行することもある。
側頭動脈炎の合併 : 15〜20%程度に合併。頭痛症状。失明の危険性がある。

リウマチ性多発筋痛症の検査

一般検査
炎症反応
免疫学的検査
特異的な自己抗体はない。

リウマチ性多発筋痛症の治療

ステロイドの投与。ステロイドの減量で再発する例が多い。

■本情報・記事の著作権は全て崎谷研究所に帰属します。許可なく複製及び転載などすることを固く禁じます。無断複製、転載及び配信は損害賠償、著作権法の罰則の対象となります。