認知症の各論１

1. アルツハイマー型認知症
   • 認知症の約60％をしめる最大の原因疾患
   • 危険因子：女性、家族歴、頭部外傷、ダウン症候群
   • 脳の変化：全般的脳委縮（大脳皮質）
   • 神経伝達物質：脳内アセチルコリン、ノルエピネフリンの減少
   • 経過：徐々に認知症が進行し、平均８年で死亡する。
2. 脳血管型認知症（多発性脳梗塞）
   • 認知症の約２０％をしめる２番目の原因疾患
   • 危険因子：男性、アルツハイマ―型認知症より若年、高血圧、糖尿病など
   • 神経脱落症状：麻痺、嚥下障害など認知症以外に多彩な症状
3. ピック病（Pick disease）による認知症
   • 脳の前頭葉―側頭葉の委縮が特徴
   • 危険因子：男性で家族歴があるもの
   • 精神神経症状：不穏、過食、性異常行動など精神症状が強く出る

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