認知症の各論2

4. パーキンソン病による認知症
   • 約４０％のパーキンソン病で認知症を発症。うつ症状は必発。
   • 危険因子：環境毒、感染、遺伝
   • 症状：安静時振戦、硬直、無動、寡動、歩行障害（すくみ足、小刻み歩行）
     自律神経症状（便秘、起立性低血圧、排尿障害）、うつ
   • 神経伝達物質：脳内ドーパミンの減少
   • 経過：進行性。抗パーキンソン病薬による副作用が多く、コントロールが難しい。
5. ハンチントン病による認知症
   • ４０歳前後で発症
   • 危険因子：常染色体４番目の欠損によって起こる
   • 神経伝達物質：脳内ＧＡＢＡの減少
   • 症状：不随意運動（舞踏様）、情動精神症状（自殺企図、不穏など）
6. クロイツフェルト・ヤコブ病による認知症
   • ウイルスによる脳の海綿状変性
   • 症状：視力障害、歩行障害、不随意運動、痙攣
   • 経過：数か月で倦怠感→人格変化→認知症→死亡の経過

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