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７．ノバルティスなど、インフルウイルス人工作製で変異に先手、研究着手
インフルエンザウイルスを人工的に作製し、ワクチン製造期間の短縮につなげるという研究に、スイスのノバルティスが米シンセティック・ゲノミクス・ ワクチン・インク（ＳＧＶＩ）と提携して乗り出すようです。
すでにインフルエンザなどのウイルスが人工的に作成可能であることは衆知の事実です。イ ンフルウイルスは８本のＲＮＡで構成されており、さまざまな遺伝子配列のウイルスを人工的に作製することが可能です。このようなことを大っぴらに発表をすること自体が、自分たちの正体を暴露してしまうことさえも分からなくなったのでしょうか。
共同研究では合成ゲノミクスという技術を使いウイルス株を人工的に構築しておき、流行が起こる際に野生型ウイルス株と同じ人工ウイルスを基にワクチン製造が行えるようにするようです。 製造期間を２カ月短縮できる可能性があるといい、パンデミック（大流行）対応への貢献が見込まれるとしています。今までやってきたことを隠せなくなったのでしょう。
ＳＧＶＩは、エネルギーや化学、医薬品など幅広い産業分野への合成ゲノミクス応用を手掛ける米シンセティック・ゲノミクス・インク（ＳＧＩ）が、非営利研 究機関のＪ・Ｃｒａｉｇ・Ｖｅｎｔｅｒ・Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ（ＪＣＶＩ）と設立したばかりの新会社。
ワクチンは病体中から取り出したウイルス株を基に製造されます。ワクチンメーカーは世界保健機関（ＷＨＯ）のワクチン株同定や提供に頼っているが、ノバルティスとＳＧＶＩではＷＨＯがウイルス株 を同定したらすぐにワクチン製造を始められるように人工ウイルスのバンクを開発する計画です。共同研究期間は３年で、米国の生物医学先端研究開発庁 （ＢＡＲＤＡ）も支援します。さすが多国籍企業です。政府とＷＨＯのような似非国際機関をフルに活用します。濡れ手に粟とはこのことです。頭隠して尻隠さずという表現がぴったりですね。