医薬品の副作用でお悩みの多くの方から当研究所に寄せられたご相談内容の一部を掲載いたします(個人情報は抹消しております)。ご自分の今後の治療にご活用頂けたら幸いです。
A.ホルモン治療は抗エストロゲン製剤であるタモキシフェンという薬剤を使用いたします。この薬剤はエストロゲン受容体が陽性の初期乳がんの再発率および他方(健側)の乳がんの発生率を下げるという結果が報告されています。
5年の長期にわたって投薬が行われるため、ご指摘のように副作用は気にかかるところです。タモキシフェンの副作用で特に注意すべきものは、エストロゲン様作用による子宮体がん、子宮肉腫、静脈血栓症です。
タモキシフェンの副作用による子宮体ガンは初期で発見されることが多いため、適切な早期治療で完治することは可能です。しかし、発見が遅れると命とりになりますので、定期的なチェックが必要となります。
■本情報・記事の著作権は全て崎谷研究所に帰属します。許可なく複製及び転載などすることを固く禁じます。無断複製、転載及び配信は損害賠償、著作権法の罰則の対象となります。