医薬品の副作用でお悩みの多くの方から当研究所に寄せられたご相談内容の一部を掲載いたします(個人情報は抹消しております)。ご自分の今後の治療にご活用頂けたら幸いです。
A.結論から申し上げますと、全身性エリテマトーデス(SLE)の関節炎が股関節にくることはほとんどなく、ご症状からは「大腿骨骨頭壊死」の可能性を考えます。
「大腿骨骨頭壊死」は、外傷やそれ以外の原因で、股関節部の血流が障害されて、骨頭が死んでしまう病態です。
外傷以外の原因で一番多いものは、ステロイドの長期服用による副作用です。「大腿骨骨頭壊死」は初期の段階では、レントゲンでは異常が見つかりません。しかし、MRIという検査ですと、早期の異常が見つかります。
「大腿骨骨頭壊死」の場合は手術も必要になる場合がありますので、MRIの検査を受けられて異常がないかをまずご確認ください。
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