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認知症について3

どのような治療を選択すればよいのか?

アルツハイマー病を代表とする認知症は典型的な慢性炎症疾患であり、単一の原因で起こるものではなく、衣食住の環境因子が複合に絡み合っておこる慢性病です。遺伝子のオン/オフもすべては環境因子が細胞膜に信号を送ることで情報がリレーされて起こります。

アルツハイマー病を代表とする認知症は、インフルエンザウイルス感染症や結核のように、病原体→感染症という簡単な図式(線形病)ではなく、環境複合因子→慢性炎症という複雑系(非線形病)の形をとります。

したがって、アリセプトなどの医薬品の投与はあくまでも起こった病態に対する対処療法です。対処療法でも消炎鎮痛剤のような効果が認められるものではまだ副作用を我慢できるのですが、認知症で使用される脳賦活剤、脳循環改善剤はそのような明らかな効果が認められていません。

以下に実際の一般的な認知症治療をまとめます。

@予防原則に従って認知症発症・進展の原因となる酸化ストレスを軽減させる生活習慣を直ちに実行する。

A認知症で治療可能な疾患かどうかを見極める。
・正常圧水頭症は唯一、手術治療で完治可能な認知症です。うつ病、統合失調症などの精神科疾患が認知症と誤診されている場合があります。

Bアルツハイマー病、ピック病(前頭側頭型認知症)、レビー小体型認知症などの進行性認知症に対しては、対処療法と生活習慣改善法を中心とした自然療法を組み合わせていく。

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