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頭痛について2

どのような治療を選択すればよいのか?

片頭痛を代表とする慢性炎症疾患は、単一の原因で起こるものではなく、衣食住の環境因子が複合に絡み合っておこる慢性病です。遺伝子のオン/オフもすべては環境因子が細胞膜に信号を送ることで情報がリレーされて起こります。

片頭痛は、インフルエンザウイルス感染症や結核のように、病原体→感染症という簡単な図式(線形病)ではなく、環境複合因子→慢性炎症という複雑系(非線形病)の形をとります。

したがって、考えうる限りの原因を「予防原則」にしたがって丹念に除去していくことが最優先の治療になります。医薬品の対処的な使い方はよいのですが、長期服用によって、当研究所が頭痛の治癒で最も重要視する「自己治癒力」が削がれることは根本治癒を考えた場合にはよくありません。

また、片頭痛は、精神的な影響が強い病気です。精神的ストレスや幼少時のトラウマ(本人が意識していない場合がある)が脳・免疫系に与える作用は甚大です。このことは、私が研究している「精神神経免疫学」という学問で解明が進んでいます。

当研究所の自然治療方針は、片頭痛という複雑系の病気に対して、心理サポートを含めた自己治癒力を向上させる多数のアプローチを行います。

以下に実際の一般的な頭痛治療をまとめます。

  1. 予防原則に従って頭痛発症・進展の原因となる酸化ストレスを軽減させる生活習慣を直ちに実行する
  2. 頭痛発作が起こったときは、医薬品を含めた対処療法を行う
  3. 医薬品の効果の減弱、副作用の増大の場合は、医薬品を減量しながら、生活習慣改善法を中心とした自然療法を組み合わせていく

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