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減量プログラムは商業ベースのほうが有益性高い

商業サービスとして提供される減量プログラムは、訓練を受けた医療スタッフによるプライマリーケア(一次診療)の減量プログラムよりも体重減少に関する有効性が高く、コストも安いことが、論文報告されました(「BMJ」オンライン版に11月3日2011年)。

医療はもっと広く学問の知見を取り入れなければこれからはやっていけないという象徴的な論文ですね。

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→肥満および過体重の成人男女740例に、商業サービスの3つの減量プログラム(Weight Watchersウェイトウォッチャーズ、Slimming Worldスリミングワールド、Rosemary Conley※運動・健康に関する著作者・ブロードキャスターの名前をつけたもの)のいずれか、または医療スタッフによる3つの減量プログラム(栄養士によるグループ指導、一般医による個別指導、薬剤師による個別指導)のいずれかに参加してもらい、12週間の経過を比較しました。対照群には地元のフィットネスクラブを無料で使えるクーポン券12枚を配布しました。

プログラム終了時に追跡データが得られたのは658例(追跡率89%)。1年後には522例(同71%)のデータが得られました。12週後の結果では、全てのプログラム参加者で有意な体重減少が認められました。平均減少幅が大きかったのはWeight Watchers群で9.7ポンド(4.4kg)。最も少なかった一般医による個別指導群で3.1ポンド(1.4kg)だった。医療スタッフによるプログラム群はいずれも、対照群と比べて有意な体重減少を得ることはできませんでした。

1年後、商業サービスの減量プログラム群および栄養士によるグループ指導群では有意な体重減少が維持できていたが、一般医および薬剤師による個別指導群では維持できていませんでした。ただし、対照群に比べても有意な体重減少が達成できていたのはWeight Watchers群のみでした。

減量プログラム期間中に、すべての群で身体運動量の上昇がみられたが、一般医による個別指導群はその増加が最小でした。減量成功に重要な因子となるプログラム出席率についても、Weight Watchers群が最も高かったのに対し、コストを最も要した一般医による個別指導群は最も低い結果でした。

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