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筋肉のアンチエイジング2

大腿部の太さが心疾患や早期死亡と関連

極端な過体重や低体重が早期死亡や老化・疾患発症に関連していることが示されています。今回、大腿部周囲径と老化・早期死亡などとの関連が報告されました(BMJ(2009; 339: b3292))。

その結果、大腿部の周囲径が60cm未満の男女では早期死亡や心疾患のリスクが高いことが分かりました。このリスク増加は腹部と全身の肥満、ライフスタイル、初期の心疾患や死亡に関連する血圧や脂質などの心血管の危険因子とは無関係であったようです。

この研究には2,816例(男性1,436例,女性1,380例)が参加した。1987〜88年に被験者の身長や体重、大腿部、臀部、ウエスト周囲径、身体組成を測定し、心疾患の発生を10年間、総死亡数を12.5年間追跡しました。

フォローアップ期間中に男性257例、女性155例が死亡し、心血管疾患(CVD)を発症したのは男性263例、女性140例、心疾患を発症したのは男性103例、女性34例でした。生存者では除脂肪大腿部が太いことを見出しました。つまり、大腿部周囲径は筋肉量を反映しているようです。

やはり、下半身を中心とした筋肉を鍛える運動はアンチエイジングや疾病予防には欠かせないことが分かりますね

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