卵巣がんについて2
どのような治療を選択すればよいのか?
卵巣がんを代表とするガン疾患は、単一の原因で起こるものではなく、衣食住の環境因子が複合に絡み合っておこる慢性病です。遺伝子のオン/オフもすべては環境因子が細胞膜に信号を送ることで情報がリレーされて起こります。
卵巣がんは、インフルエンザウイルス感染症や結核のように、病原体→感染症という簡単な図式(線形病)ではなく、環境複合因子→慢性炎症という複雑系(非線形病)の形をとります。
したがって、抗ガン剤を組み合わせたところで、卵巣がんの原因である複合作用をひも解くことはできません。逆に抗ガン剤の組み合わせで、当研究所が卵巣がんの治癒で最も重要視する「自己治癒力」が削がれることになります。
しかし、卵巣がんの拡大を抑える治療としては、抗がん剤を使用せざるを得ません。ほとんどの卵巣がんは発見されたときは、手術では完治できないほど拡大しているからです。
抗がん剤による副作用を最小限に抑えながら、自己治癒力を向上させる治療が最も理にかなっています。
当研究所の卵巣がん治療方針は、卵巣がんという複雑系の病気に対して、個々人に応じた心理サポートを含めた自己治癒力を向上させる多数のアプローチを提案いたします。
抗がん剤による副作用は長期になるほど大きくなります。抗がん剤の卵巣がん細胞以外の組織に与える毒性を軽減する方法が求められています。
以下に実際の一般的な卵巣がん治療をまとめます。
@ガン発症・進展の原因となる酸化ストレスを軽減させる生活習慣を直ちに実行する。
A抗ガン剤の副作用が重篤でない場合は、継続する。副作用を軽減させる治療も併用する。
B抗ガン剤の副作用が重篤な場合は、減量するか中止する。副作用を軽減させる治療も併用する。
C痛みが強く、生活に多大な支障が出ているときは対処療法(モルヒネ)で痛みを軽減する。
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