顔面紅潮は乳癌（がん）リスクを低減させる

顔面紅潮（hot flash:ほてり）やその他の更年期症状のある女性では、乳癌（がん）リスクが50％も低い可能性が新しい研究によって示されました(「Cancer Epidemiology Biomarkers and Preventionオンライン版に1月6日).

今回の研究で、乳癌と診断された988人を含む55〜74歳の閉経後女性1,437人に、顔面紅潮、寝汗、不眠、膣乾燥、不規則または重い月経出血、抑うつや不安などの更年期症状について尋ねました。

研究の結果、顔面紅潮が最も多かった女性では乳癌発症のリスクが非常に低かった結果が得られました。実際、最も重度な更年期症状を認めた女性では更年期症状を報告しなかった女性に比べて、浸潤性乳管癌と浸潤性小葉癌という2つの最も一般的な乳癌のいずれかが発症する相対的リスクが平均50％低い結果でした。

最も重度の更年期症状を引き起こすエストロゲンとプロゲステロンの減少が予防につながる可能性があります。更年期症状も悪いことばかりではありません。

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